the future of commerce

Hunchというキュレーションサービスが去年の11月にeBayに買収されたのを覚えているだろうか。そのHunchの元創業者で、アーリーステージの個人投資家であるChris Dixonが、e-comemrceについて要点を上手くまとめていたのでメモ。コメント欄が超贅沢で、fabのJason GoldbergやShoplyのLiad Shababoなんかも会話に参加してます。下記は、その記事がまとめられているSocialCommerceTodayから。

  • 2000年代、成功したe-comemrce系スタートアップはほとんどといっていいほどなかったが、それ以来、息を吹き返している。十数社が業界を牽引し、同じくダラー($)も連れてきた。フラッシュセールス、ソーシャルコマース、サブスクリプションコマース、といった言葉がそれに当たる。
  • コマースの鍵となる等式は「利益=顧客生涯価値ー顧客獲得費」だ。
  • 市場が上向きの場合、コマースはスタートアップに無視され続けていたが、今は可能性の目を向けられている。新しいマーケティングストラテジー(”コンテンツとコマース”、ソーシャルコマースなど)のお陰で、顧客獲得費が下がり、現役のe-comemrceサービスと戦えるだけの余裕が生まれた。
  • 未来はe-commerceにある。オフラインコマースは次の2つの方法でしか生き残れない。①即時性(すぐに物が手に入る)、②体験(ショールーム的な楽しさ)
  • しかし、即時性だけではもはやオフラインコマースに勝ち目はない。なぜならAmazonとeBayは商品を買ったその日に、配達をしてくれるからだ。
  • オフラインの役目は、Williams Sonomaのような「ショールーム」と「エンターテイメント」に限られる。コマースの未来は、(エンターテイニングな)ショールームとオンラインで購入まで完結できるようなハイブリットの形だ。
  • e-commerceの未来は、破壊的な方法でオンラインとオフラインの体験をあわせることだ。(Chloe + Isabel, Warby Parker, Everlane, や Stylemintなど)
  • これからはe-commerceというようなものは存在しなくなり、すべてCommerceと呼ばれるようになる。commerceをテクノロジーで変えることはできるが、e-commerce単体のサービスは廃れていくだろう。(モバイルペイメントがオンラインやオフラインの境界線をなくすことになるから)
  • 未来のe-commerceは、卸と小売で莫大な手数料をとっている市場においては、垂直型のものになる。(think Shoedazzle, Bonobos, J Hilburn, Warby Parker, IndoChino)
  • e-commerceに参入する前に、Amazonの倉庫を見たほうがいい
  • e-commerceのよさは2点。値段と排他性だ。Amazonには値段では勝てないから、排他性で飛び抜けるしかない
  • コモディティー化やAmazonのようなカタログコマースの領域を避ける方法は、①ユーズドのものを売るか、②自分の商品をつくる(もしくはそれらのためのマーケットプレースを開く)
  • カスタムできる系のe-commerceビジネスに注意深くなること。彼らは数十年生きている(cafePress, Shutterly, Vistaprint)が、どれも大きく成功を納めていない。顧客はカスタムしたいという欲求をもっていない。彼らはいいブランドと、いいデザインを求めている。
  • e-commerceの機会は、e-commerceのエコシステムに貢献し続けること。自分から売りに出すことはない。チャンスは次の4つ。①サプライチェーン革命、②マーケットプレース、③中小企業に対するe-commerceソリューションの提供、④モバイルペイメント
  • 卸、小売、顧客のすべての参加者に対して何かしらの価値を提供し続けることができる限り、イノベーションのスペースはある
  • e-commerceでお金を稼ぐには、老舗のいない新興市場で売り出す必要がある
  • チャンスは、Amazonが手を広げない分野にある。(アダルトとか)
  • e-commerceが成功するチャンスは、①iPadユーザーに対して売る(iPadユーザーは、持っていない人の10倍の価値がある)、②モバイルコマース(まだ成功者はいない)、③ソーシャルの恩恵を受けている顧客をターゲットにする(3~4倍以上の価値がある)
  • 何がほしいかが明確に決まっている人には物は売れない。Amazonがその領域を占めているから。それ以外にフォーカスする。例えば、①「ディスカバー」(欲しい物が何かわからなくても素敵な発見がある場所)、②「deep domain expertise」
  • e-commerceで成功するためには、exclusiveなものを売れ。Amazonが売るものはもう売れない。Amazonに潰されるよ。
  • Amazonは、もはやストアではなく、世界一のサプライチェーンでロジスティックな会社だ。Amazonは、小売からロジスティックマーケットプレイス + サービスプロバイダーに変化していった。
  • 価格競争やスケールルールのある市場では、「その領域の知識」「迅速な案内」「サイト全体で生み出す体験」が、成功のために必要なキーファクター。
  • e-commerceを成功させるために必要なこと(しかし十分なコンディションでない)は、ユニークで目立ったブランド体験と、ユニークで目立ったブランドサービスだ。Appleや、Tiffany&Co. 、Coach、Lululemonなどのオフラインのcmmerceで大成功をしていて、オフラインでも成功している企業から学べ

「利益=顧客生涯価値ー顧客獲得費」これは納得。どれもAmazonが及ばない分野で飛び抜けろというメッセージだったけど、それも納得。Amazonには、明確な購買意識を持った人が集まるというのも、fabのJason Goldbergが言ってたからこれも納得。サプライチェーンを再構築する例に出ていたWarby Parkerは、やっぱり分析すればするほど面白い。

実は今、上で言うところの「中小企業に対するe-commerceソリューションの提供」の分野でサービスを開発しています。「その領域の知識」「迅速な案内」「サイト全体で生み出す体験」この辺を意識しつつ、「いいブランドと、いいデザイン」を心がけながら毎日動いています。先日ティザーがオープンしたばかりのサービスですが、これからいろいろ仕掛けていくつもりなので、応援していただけると嬉しいです!

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